やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
通称俺ガイルの4巻地の文、千葉村へと向かう車内。
国語教師の平塚先生に主人公の比企谷八幡が付き合わされて、好きなアニメ作品ベスト10について披露し合います。(本文中では内容については略されていますが)
これは面白いと感じ、自分も友達と話すときの話題作りにもなるのでまとめてみることにしました。
もちろん紹介する各作品の書籍はすでに購入済みです。
10位「ガーリッシュナンバー」
俺ガイルの作者である渡航先生原作のアニメである「ガーリッシュナンバー」。
若手女性声優の5人がメインの声優お仕事ものである。
アニメ以外にも小説やコミックといったメディアミックスが展開されている。
アニメ制作の現場を描いた「shirobako」の有名なセリフである「万策尽きたー」。
これを地で行く展開に女主人公が斜め下(上?)の発想で物事を捉えていく。
アニメ放送前にはコミカルなキャラ立てを成功させたコミック版の「ガーリッシュナンバー修羅」のネット掲載および発売、そして美麗なキャラデザから今期の覇権候補だと囁かれていました。
しかし、原作者が自虐のネタに使うことになってしまうほどアニメの円盤の売り上げが芳しくなかった、万人受けしたとは言えない作品です。
自分的には面白いと思いましたが、絵柄から可愛い系のキャラを期待していた人の感性にはそぐわなかったようです。
アニメ業界の裏側をこすいキャラ達でかき乱していくストーリー……。
コミックを読んでから視聴するとより楽しめると感じる作品。
というか、アニメのCパートにでも組み込めば良かったのでは?と感じるような良作↓
9位「HUNTER×HUNTER」
言わずと知れた休載が多い作品。
「ポケットモンスター」サトシ役の松本梨香さん等らが主人公のゴン=フリークスを演じているというのは意外でした。
数百万分の一といわれる難関のハンター試験を突破していくこと、そしてその後を描く作品。
ハンター試験序盤には試験官が試験に見せかけない、並の走りよりも速い競歩で長く果てしない距離を移動し、ついて来れないものを振るい落とすという発想の試験には心を奪われた。
8位「Re:ゼロから始める異世界生活」
まばたきをしたら異世界に転移していたところから始まる「小説家になろう」という小説投稿サイト出身の異世界転移もの。
魔女が鍵を握る異世界にて、主人公が何度となく壁にぶつかるもそのたびに手探りながら前よりも前進したりしなかったりしていく。
同じ登場人物でも接し方によりいろいろな面が視られるということを教えてくれる作品。
7位「ノーゲーム・ノーライフ」
こちらも異世界転移もの。
16種族のうち最下位とされる人間という種族を二人の兄妹主人公がゲームという盤面にて下克上をしていく物語。
世界観が壮大で神とも戦うということから好奇心がそそられる。
作者は在日ブラジル人とされるクォーターでブラジルにいたころには銃で脅されたこともあるということを話している。
もしものことがあったらこの作品は生まれなかったのではと考えると怖くなった。
6巻の、主人公たちが活躍しない映画化された話は個人的に小説を読んでからのほうが楽しめる気がする。
ノーゲーム・ノーライフ1ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです (MF文庫J)
6位「ソードアートオンライン」
ハリウッド化も考えられている作品。
仮想現実多人数参加型RPG(VRMMORPG)を舞台としたネット小説出身アニメ。
いくつかのゲームをアニメでは舞台としているが、一番の見どころはやはり一つ目のゲーム世界。
「ソードアートオンライン」略してSAOのアインクラッドという場所。
ゲームであるのにゲーム(遊び)でない。
ゲームの中で体を動かせている感覚を味わうことができる。
私たちが生きている間にもしかしたら同じようなゲームができるのではと期待させられてしまう作品。
5位「とある~」シリーズ
「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」という2クール(1クールは3か月程度)ずつ放送され、前者は3クール目の放送も決定した作品。
アニメ感が濃いためアニメにはまっていない人からすると少しとっつきづらいかもしれない作品でもある。
小説でそれぞれの登場人物目線〈一人称)で描かれる場面が多いことから分かるようにそれぞれのキャラがよく立っていて楽しめるアニメ。
小説の執筆される速度が際立って速く発売間隔が1か月ということもある。
ちなみに1巻のみは少しルビの振り方や用語の癖が強すぎるため慣れない人にとっては呼ぶのが少し苦労するかもしれない。
しかし、戦闘場面で主人公が物理面でも精神面でも敵に勝つという描写はとっても格好いい。
4位「マギ」
石原夏織さん演じる少年の魔法使いアラジンが主人公。
元の世界と別の世界との関わりをメインとした話。
生き物の魂がみんな同じものから成り立ち運命というものに沿って生きていくことを描いている。
ほかの生き物に対しての人の立場について深く考えさせられる。
また、戦争というものもよく描かれていて、どうしたら戦争を止められるのだろうかということも物語のテーマである。
煌帝国のあいさつの時にする拳を合わせるポーズはひそかなブームであった(個人的に)。
3位「この素晴らしい世界に祝福を!」
主人公のカズマが異世界に転生してその異世界での生活をのんびりと満喫しようとする話。
よくある異世界転生ものでは異世界に入る前に特別な力を授けてくれる案内役がいるものだが、この話の主人公はその案内役(この話では女神)を異世界に引きずり込むという畜生ぶり。
加えて主人公と仲間になる仲間のポンコツ度が高い。
だけれども、主人公は自身を客観的に振り返ることはできるし、仲間たちも要所要所ではきわだった活躍をしてくれる。
ボケとツッコミをバランスよくそれぞれのキャラに振り分けることが上手な作品。
異世界でのんびりと、たまに真剣に、いつも楽しくすごしていく展開にあこがれてしまう世界観の物語。
2位「ようこそ実力至上主義の教室へ」
主人公の能力は最初から最強だが、引き換えとして得られなかった人間味を徐々に得てみようとする話。
主人公が入学する高校の仕組みがこの作品の世界観をうまく形成している。
現実の日本では行われることがない成績が悪ければ即退学。
そんな緊張感の中でも、主人公は能力をひけらかすことをしない。
それどころか落ちこぼれとされるクラスメイトをも共に上に引っ張り上げてやろうと思いつく。
究極のハンデを背負ながらも主人公が勝ち上がっていくという作風には脱帽する。
ライトノベルながら推理小説のような終盤の種明かしが豊富。
原作の小説ではアニメよりかなり話が先に進んでおり楽しめるため書籍がおすすめ。
1位「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
タイトルが世間体的にまちがっている感もあり、アニメを普段見ない人に薦めようにも薦めにくい作品。
原作は「このライトノベルがすごい!大賞」で3年連続で一位を勝ち取り、初の殿堂入りを果たしている。
ひねくれた価値観の主人公が多彩な思考を備えて人間関係を育んでいく。
主人公が高校二年生のところから話が始まる物語だが、一年生の学校生活初日に事故に遭い、友達作りに失敗したことを引きずっているところから話が展開していく。
アニメ一期と二期では制作会社が異なっているため絵の雰囲気が大きく変わっているが、原作のイラストレーターぽんかん⑧さんの画風は毎巻レベルで異なるということも読者には注目されている。
まとめ
以上で好きなアニメ作品ベスト10は終わりです。
話題作りのネタとしてこんなことを考えておくのも楽しいものですね。
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